日本の高度成長期を彷彿させる人口構成比
フィリピンの人口は2016年 102,250,132人で年々増加しており、2028年には日本の人口を超えると言われております。そのうちダバオは2016年 1,673,832人(うち男性49.89%・女性50.11%)で人口の58.73%が労働人口です。
図にもあるように日本の高度成長期の人口構成と酷似しております。
高い出生率を誇るフィリピンは2030年までこの形を維持していくと予想されています。
(引用 PopulationPyramid.net)
フィリピンの中でも高いGDP
(引用 PwC Philippines)
(引用 経済企画庁『国民経済計算年報 2000年版』)
1人あたりのGDPは、
2013年 54,196PHP
2014年 58,875PHP
2015年 61,197PHP
と安定した成長を続けています。
ダバオGDPの成長率は、2015年 8.2% 2016年9.4%と上昇しています。
日本のGDP成長率で近い数字は1962年 8.6%,1959年 9.3%でしたので、まさに日本の高度成長期の数値に酷似しています。
インフレーションレートは大きな変動なく、CPI(消費者物価指数)は年々上がってきております。対フィリピン平均と比較しても大きく伸びていることがわかります。
観光客も年々増加してます
2016年の観光客は1,864,343人で2015年と比べると7.78%増加しています。内訳は、92%がフィリピン国内から7%が海外から1%が海外フィリピン労働者となっています。
4日間滞在が平均で、29.56億php(約65億円)の経済効果をもたらしています。
(2015年より12.7%増加しております)
(引用 PwC Philippines)
物価
日本の約1/3〜1/5となっています。ものによって異なり、自動車や電化製品は日本より高い場合がございます。
最低賃金は業種や時期により異なりますが、325PHP(約715円)/日となっており、月額で比較しても日本より安価なことがわかります。
レストラン | ダバオ | 東京 | 差 |
---|---|---|---|
安いレストラン | 226.09円(100PHP) | 1,000円(442.31PHP) | 342.31% |
マクドナルド | 271.31円(120PHP) | 680円(300.77PHP) | 150.64% |
国内ビール(0.5リットル) | 113.04円(50PHP) | 500円(221.15PHP) | 342.31% |
輸入ビール(0.33リットル) | 180.87円(80PHP) | 700円(309.61PHP) | 287.02% |
コーラ/ペプシ(0.33リットル) | 50.43円(22.31PHP) | 138.81円(61.40PHP) | 175.22% |
水(0.33リットル) | 34.24円(15.14PHP) | 107.54円(47.56PHP) | 214.11% |
交通 | ダバオ | 東京 | 差 |
---|---|---|---|
ローカル移動手段 | 18.09円(8PHP) | 190円(84.04PHP) | 950.48% |
タクシー初乗り | 90.44円(40PHP) | 445円(196.83PHP) | 392.07% |
フォルクスワーゲン(新車) | 3,052,185.63円(1,350,000PHP) | 2,500,000円(1,105,764.99PHP) | -18.09% |
トヨタカローラ(新車) | 2,611,314.37円(1,155,000PHP) | 2,112,500円(934,371.41PHP) | -19.1% |
不動産 | ダバオ | 東京 | 差 |
---|---|---|---|
都市部の平方メートルあたりの価格 | 148,632.41円(65,741PHP) | 1,471,818.18円(650,994PHP) | 890.24% |
都市部以外の平方メートルあたりの価格 | 113,253.04円(50,092.50PHP) | 675,000円(298,556.55PHP) | 496.01% |
給与 | ダバオ | 東京 | 差 |
---|---|---|---|
月間平均給与(税引後) | 28,543.59円(12,625PHP) | 317,568.47円(14,0462.44PHP) | 1012.57% |
(2017年 NUMBEO調べ)
インフラ整備の為の主な支援・融資・予算
- 国際協力機構(JICA)は2015年8月に「ダバオ市バイパス建設事業(南・中央区間)」に対して、239億600万円の円借款の供与を決定
- フィリピン予算行政管理省(the Department of Budget Management )によると、2018年の国家予算3兆7,667億ペソの内、6643億ペソがインフラ整備に使用される予定
- アジア開発銀行(ADB:Asian Development Bank)は、ミンダナオ道路整備事業のためフィリピン政府への3億8000万ドルの融資を承認
フィリピンの中でも著しく成長を続けているダバオ。
労働人口も人口の半分以上を占めており、まさに日本の高度成長期を彷彿とさせる成長を見せています。
観光客も年々増えておりますが、
物価も安く、ビジネスもスタートしやすい環境なので、今後投資やビジネス目的での渡航も増えることが予想されます。インフラがまだ整っておりませんが、支援や融資の額からダバオの期待度の高さを感じることができます。ダバオ市投資委員会(BOI)は2017年5月に、2016年度のダバオ市への全投資額は48億ペソであり、前年度の15億から3倍以上に増額したと発表しました。主となる要因は不動産建設です。まさに今建設ラッシュの時期を迎えております。またインフラ支援の発表や具体的な都市計画が発表されていることから、今後発展が期待できる都市と考えることができます。
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